とある企業でブロック解除(スピ抜きなのでほぼ論理療法的な感じ)をお伝えした時に、
「思いっきりプロセス思考を使うんですね!」と言われたことがあります。


自慢じゃないけど私、ブロック解除のこと以外よくわかんないですよ。
(演劇のことすら何年たっても分かんないよ)


で、プロセス思考ってなんじゃいと調べてみたのですよ。
(↓多分分かりやすい説明じゃないかと思って引っ張ってきました)

プロセス思考の考え方
結果を把握する
まずは得られた結果を把握します。
例えば新規契約を10社獲得するという目標を立てていたとして、
その目標を達成できたのかどうか、実際には何社獲得できたのかなど。

結果に到るまでのプロセスを可視化する
結果を把握したら、そこに到るまでにどのような過程を経たのかを可視化します。
レベルとしては二段階あります。まず最初に大まかな工程を可視化します。
そして次に、各工程の中で具体的にどのように行動したのかを書き出します。
前者が「What(何をしたのか)」、後者が「How(どのように行動したのか)」を考えるイメージです。

プロセスを評価する
プロセスを可視化したら、そのプロセスが良かったのか悪かったのかを評価します。流れとして適切だったか、過不足はないか、もっと良い流れはないか?を考えます。

プロセス毎の内容を評価する
各工程の中で具体的にどのように行動したのかを詳細に評価します。
例えば「訪問企業のリサーチを行う」という工程があったとして、
どのような方法でリサーチを行なっているのか?を考え、評価するということです。

改善策を考える
プロセス全体の流れ、各プロセスの中での具体的な行動の内容を評価できたら、
もっと良くできる方法を考え、次回の行動を設計します。

はあはあ、なるほど。

私のお伝えする方法では、ブロックの掘り下げ以前に、
「行動の見直し」としてやっていることですね。

確かにプロセス思考って感じですね。

・結果を把握する
→ 職場で誰も助けてくれない。

・結果に到るまでのプロセスを可視化する
→ 以前は同僚は助けてくれていた。だんだん助けてくれなくなってきた。
→ 自分が毎回同じことを聞いている。
→ 自分の欠勤が多く、周りに仕事を変わってもらうことが多い。

・プロセスを評価する → 良くない

・プロセス毎の内容を評価する
→ 教わった時にメモをとっていない。×
→ メモを見ないでまた同じ質問をする。×
→ 体調管理ができておらず、すぐ体調を崩す。×
→ スケジュールミスが多く、ドタキャンが多い。×

・改善策を考える
→ メモを取るようにする。聞く前にメモを確認する。
  欠勤しないよう、スケジュールや体調管理をする(より具体的に書き出す)。

こんな感じでしょうか。

(もっと言えば、過去の自分の癒しの時に、
 「なぜそうなったの?なにか改善方法はないか?」などの対話をするので、
 この時にもプロセス思考ってやつを使ってますね)


で、それとは別件に、
「イノベーションを起こすにはデザイン思考が重要」みたいな記事やら本やらを読む機会がありました。
まあ、「色々改革していくには」って話です。

デザイン思考。へえ。(分かってない)

デザイン思考を実践するための手順
課題設定の3ステップ
共感
共感とは、ターゲットとするユーザーに対してインタビュー等で彼らのニーズを深く理解すること。
相手になりきるくらい、その人の普段の思考・行動を知ることが重要です。

情報分析
「共感」によって発見したニーズと、ターゲットを取り巻く環境を整理・分析します。
「どんな人生を送ってきたのか」といった背景や、人間関係、生活環境なども鑑みて、
彼らが「本当に求めている」潜在的ニーズまで深堀りしていきます。

課題定義
情報分析で見えてきたニーズから、解決するべき課題を確立させます。
ユーザーが何に不満なのか、サービスのどこがニーズとアンマッチなのかを明確に定義しましょう。

解決策検討の3ステップ
アイデア
課題設定の1~3を進めてはじめて着手するのが「アイデア出し」。
アイデアが現実的かどうか、斬新かどうかなどあまり気にせず、
まずは思いつくままにどんどん出して、使えそうなアイデアを絞り込むのが効率的です。

プロトタイピング
1で選抜したアイデア(ソリューション)の試作をします。
プロトタイプ(試作)のいいところは、低予算・高スピードで作成し、
様々な可能性を試すことができる点です。

テスト
プロトタイプでユーザーテストを行い、実際に課題が解決できるのかを見定めます。

横文字ばっかで分かりにくいな!日本語でおk!!
(私は横文字がとっても苦手)


ざっくり言うと、

1.「なぜ?」で掘り下げろ!
2.「本当に求めているもの」を探れ!
3.今解決すべき問題は何なのかをはっきりさせろ!
4.今の状態を改善するための行動をとりあえず挙げろ!
5.実現可能そうなプランを立ててみろ!
6.とりあえずやってみろ!

って感じですかね。(乱暴なまとめ)


ほとんどブロック解除でやってることですな!!

まあ、「今の自分を変える」っていうのも、改革の一つなので、
手法が似通うのもそりゃそうかっていう話なんですけど。


デザイン思考の欠点として、
「無意識にバイアスがかかる」っていうのが挙げられたりします。

掘り下げる時点で「こういうことはあるはずがない」とか、
アイデアを出す時点で、「こんなことできるはずがない」とかって、
「結局制限の中でしかアイデアを出せない」って状態になっちゃうっていう。


でもさあ、そもそもブロック解除って
バイアスを外すワークでもあるわけですよ。

無意識の世界に意図的に働きかけて、自分の枠を外すっていうね。
(だから裏技扱いなんですけど)


なので、ブロック解除をやっているうちに
「プロセス思考」も「デザイン思考」も訓練できるし、
「バイアスを外す」こともできるわけですよ。

色々と改善したいなら、身に着けて損はないメソッドだと思いますよ私は。


今は状況が変わってしまってスピ的方面の話がしづらいので、

「私のお伝えするブロック解除は、
 プロセス思考やデザイン思考を組み合わせた、
 改善と革新のためのメソッドです!」

とか言っておこうかな。(笑)


今はコロナで色々起きているわけで、
「これまでの考え方・方法」が使えなくなってくる部分もあるわけです。
既に使えなくなっていることもたくさんあるのではないかな。

固執していると、どんどん動けなくなります。
まあ、それを選ぶのも個人の自由なのですけれど。

「これからどうしていくか」を自分で考えられるようになっておかないと、
結構しんどい世界だと思います。

(自分で考え、対策をとっている人と、そうでない人では、
 見えている世界がだいぶ違うと思いますよ)


と、まあ、今は講座をすべてオンライン対応にしていますので、
必要に応じてご利用いただければと思います。

(紹介している思考法についてもっとしっかり学びたい人は、
 関連書籍などで調べてみてくださいませー!)